背骨と健康

 

 脊柱は背骨の集まったものであり、頚椎7、胸椎12、腰椎5、仙骨5、尾骨3~6、計32~35個から成ります。姿勢が悪いと色々な病気になりやすいので、姿勢に気を付け健康になりましょう。首や肩・背中・腰・膝等の異常を訴える人が多く、それには姿勢の悪さも大きな要因になっています。背骨は健康の重要なポイントであるという事です。背骨の歪が色々な病気を引き起こします。

 首(頚椎)の歪により、脳への血流低下により栄養や神経障害により、頭痛や視力減退・血圧・鼻・耳等の異常を訴えられます。原因として多いのは姿勢やむち打ち症(むちうちのように前後になるのでそう言われているが、病名ではありません)自動車事故によるものが多く病名は頚椎捻挫、頚椎椎間板ヘルニア、頚肩腕症候群となります。

 皆さんが日頃一番感じている肩凝りは範囲が広く病的には何が原因で肩凝りの症状が出ているかが大事な事だと思います。

 首(頚椎)肩(肩関節)背中(胸椎)が多く関係しています。首からは目の疲れ、血圧の異常、歯の異常また自律神経のバランス、背中からは内臓疾患(肺・心臓・胃・肝臓等)が関係している事が多く、肩からは四十・五十肩の負担からくるものが関係している事が多くあります。筋肉の疲労であれば数日で解消しますが、長期の場合は専門医に相談や診察が大事だと思います。たかが肩凝りと軽く扱わないで下さい。

 背中が丸く(猫背)なる人も多くです。この背中には肋骨に守られている臓器が多いのです。例えば、肺、気管支、心臓等あそうですが、風邪が引きやすくなり、喘息や心臓に負担がかかりやすくなります。肩甲骨が、前外に移動して四十・五十肩の原因になりやすいです。

 日常の姿勢が大事と言う事がわかりましたでしょうか。

 長い間デスクに向かっている人、背を丸くして仕事をしている人、この不自然な姿勢が健康をそこなうものです。日頃から背骨を伸ばすよう心掛けましょう。
 昔は学校教育の中で姿勢について学校の先生からよく言われたと思いますが、今は姿勢の悪い子供が多くなってきています。日常の遊びもそうですが、勉強する机と椅子のバランスも大事な要因と思われます。多くの場合、小学生の時に机と椅子を揃えると思いますが、子供は日を重ねるごとに成長しております。毎日見ていると気が付かず、机をそのままで使用している事が多いのですが、机と椅子のアンバランスを調整する事が大事です。

 姿勢が不自然だと腰痛にもなりやすく、血液の流れが悪くなり、神経の圧迫など意識の伝達や反射神経が鈍くなり、様々な器官に対する支配力が弱くなりギックリ腰等起こしやすくなります。

 腰痛を予防するには
1.姿勢に気を付ける。
2.何時間も同じ姿勢でいない。
3.背筋・腹筋・大腿筋の運動をする。

中学生、高校生、大学生がいる方は、是非確かめてほしい検査法があります。

 年々増えている脊柱側湾症で、背骨が曲がる病気です。この原因はいまだ解明されておりません。様々な理由があると思いますが、私は多くはホルモン説だと思っております。今の子供さんの多くは発症が小学高学年より始まります。この時期から発症するのですが、本人は無症状で痛くもかゆくもないのです。症状を訴えるようであればかなり進行(変形がかなり進んでいる)しているので治療が難しくなります。早期発見が必要です。この病気は女子が多いので、中・高校生がいる方は是非次の方法で確かめて下さい。

1.背中の中心に突起がありますが、これが真直であるかどうか。
2.立位で体を前に曲げさせ後から見て背・腰にかけて左右の高さに差がないか。
 (1)両肩の高さ
 (2)両肩甲骨の高さと位置
 (3)腰のウェストラインの位置
 (4)前屈した時の肋骨隆起、腰の高さの比較、お尻の突出
以上によって比較的簡単に見つけ出せます。
◎若し異常があるか、その疑いがある時は必ず診察を受けて下さい。